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「わが青春の街」桐生に行ってきた!~異国調菜「芭蕉」~ [食べ物系(カツ丼・やきそば・辛いものなど)]

 小生はクルマにはとことん長く乗る方だ。経済的な理由はもちろんだが、乗り換えるのが面倒くさいということもある。ちなみに今まで乗っていたホンダエレメントは13年間、距離はなんと22万キロとなった。まあ古かったり距離が伸びたことはどうということはないのだが、フロントガラスに大きなヒビが入ってしまい、さすがにこれでは間もなくやってくる次の車検は難しいのでは・・・という状況になってしまった。これでようやく重い腰を上げて、小生にとっては大イベントの「クルマの乗り換え」を実行することになった訳だ。

 さて、クルマの話にはまたあとで触れるとして、新しいクルマが届いたところでちょっと仲間とおでかけをしてみた。あまり考えずに決めた行き先は群馬県の東(東毛という)に位置する桐生市。ここは小生が高校時代を過ごした街だ。思えばそれ以来ン十年の間、あまり訪れることもなかったため、ホントに懐かしい。目当ての店は「芭蕉」というレストラン(・・・と言っていいのかどうか・・・)、ここは、当時あまり模範的とは言えない高校生だった小生たちもたまには立ち寄ることがあったお店だ。何しろ100年以上も前の馬小屋をそのまま使っているという、とんでもないお店なのだ。よって出てくる料理よりも、むしろその佇まいで名が知れている。

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街中にこんなスポットだあることが驚き

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建物全体、築100年以上だという

 市内中心部の路地を入ったところにあるお店は、まったく昔のままだった。こんな建物が町中にあることも驚異だが、あの東日本大震災の揺れ(このあたりは群馬の中でもかなり激しい揺れに襲われた地域だ)によく耐えたものだと思う。

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風情のある入り口

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中も期待を裏切らない!

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2階もある

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中は細かく仕切られ、テーブルも小ぶり

 このお店を有名にしているのはこの佇まいだけではなく、店内にあの棟方志功氏の肉筆壁画があることだ。なんでもこの壁画、創業者が棟方氏と交流があり、店内に描いていただいたものの、できあがった作品が「イメージに合わない」という理由で「しっくい」で塗り込めてしまったのだという。それを、最近(2008年頃?)になって現在の店主が左官屋さんに依頼して漆喰をはがし、なんと50年以上の歳月を経て日の目を浴びたというたいへんな代物なのだ。

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これが問題の壁画、漆喰の中にあったせいか、やや白っぽく見える

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そこかしこに置いてあるものも風情がある

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あちこちに馬に関係する置物が

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ここにも馬が・・・

 まさに馬小屋を感じさせるブースで待つことしばし、注文の「印度かりーセット」がやってきた。「昔となんにも変わってない!」が第一印象だ。お皿に平たくよそられたごはん、こぶりのお鉢に入ったカレー、うずらの卵入り、サラダまでたぶん昔のままのように思える。口に運んでみると、どちらかというとマイルドな味も変わっていないようだ。食後に出てきたコーヒーもマイルドで、これも当時と同じように思う。まさに40年前にタイムスリップできたランチタイムだった。

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印度カリーセット1080円也、マイルドなカレーだ。箸袋の季節に応じた芭蕉の句がしゃれている

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コーヒーもついてくる

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創業者の手書き文字のメニューも雰囲気だ

 さて、クルマの話に戻ろう。小生にとって十数年ぶりの大イベントで選んだクルマは「スズキエスクード」、今はやりのいわゆるSUVのひとつだ。

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 一見して何の変哲もないクルマだが、あえて特徴をあげれば、このクルマ実はハンガリーからやってきたというところだろうか。むこうのスズキの会社で作っていて、以前からヨーロッパでは「ビターラ」という名前で販売されていたクルマだ。このため毎月の輸入数はわずか100台だという。・・・ということは昨年11月頃の発売だったから、これまでに入ってきた数はわずか400台くらいということになる。どうりであまり見かけないはずだ。
前のクルマ「ホンダエレメント」も米国から入ってきていたが、こちらは年間5000台と言われていた。それに比べても格段に少ないのだから、「発売と同時にレア車」などと言われてしまうのもわかる。

 そんなエスクードだが、ほどよいサイズで取り回しはいいし、わずか1600CCという排気量の割には不足なくよく走ってくれる。特にうれしいのはこれまで300キロほど走っての燃費は14km/リットルを超えていることだ。もうちょっとで給料という定期収入がなくなる小生のサイフにも優しいのはありがたい。今までのクルマ同様、長く長くつきあっていきたいと思っている。これからヨロシクです!






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コメント 2

シドニーのビーマー

馬小屋カレーはおいしそう。日本では、これがエスクードなんだ。本文にもあるように、こっちではビターラだよ。実車も見たけど、ターコイズというのかな、緑っぽい青で、ダッシュボードの一部もボディーカラーと同じになっていたよ。かっこいい!

by シドニーのビーマー (2016-03-16 18:50) 

下仁田のハーレー乗り

ご無沙汰です
素敵なお店と拘りが感じられる素敵な車ですね
桐生はツーリングテリトリー?ですので行ってみます。

by 下仁田のハーレー乗り (2016-04-14 08:02) 

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