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南の島に行ってみた!~ニューカレドニアの休日:その4(最終回) 博物館とヌーメア市内散策~ [紀行系]

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市街地の中心にある「ココティエ広場」よく整備されていて、市民の憩いの場になっている

 成田からニューカレドニアへの便は、エアカランの1日1往復のみだ。帰りの便は現地を深夜発となるため、ホテルをチェックアウトしてから夜まで何かしらして時間を過ごすことになる。小生たちはショッピング&散策に、バスでヌーメア市内に行ってみることにした。

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 ニューカレドニアではバスが庶民の足になっている。バス停があり、時刻表も示されているのだが、時間はまったく関係なし。まあ「待っていればいつかは来る」という感じだ。料金は均一らしく、どこまで乗っても210フラン(220円くらい?)。乗り込むときにドライバーからチケットを買い、機械に通す仕組みになっている。わざわざ機械に通さなくても…と思うのだが、何か理由があるのだろう。

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このチケットを機械に通すのだが・・・

 ホテルのあるアンスバタビーチから市内中心部までは15分~20分くらい。まずはニューカレドニア博物館に行ってみた。余談だが小生が博物館に入るのは画期的なことだ。何しろ、以前ロンドンで大英博物館のすぐ近くのホテルに泊まったときも、一度も足を向けなかったくらいだ。帰ってきてから「なんともったいないことを!」とさんざん言われた。

 ニューカレドニア博物館には、オセアニア各地の収集品とニューカレドニア先住民族で現在も人口の4割を占めるという「カナック」の伝統・文化を伝えるたくさんの資料が収められている。小生たちも、収蔵品の豊富さと、メラネシアなどオセアニアの文化の奥深さに圧倒された。

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祭礼で使われたという石の球、すばらしい緻密さだ

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竹管に施された精密な彫刻

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儀式の時に使用したという敷物、これも大変な精密さ

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貝を使った装身具。現在にも通用しそうなデザイン

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屋外にはメラネシアの代表的な建物が移設してある。屋根の組み方が見事だ

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 続いて向かったのはヌーメア市立博物館。こちらはかつては銀行や市庁舎などに使われていた建物で、館内には植民地時代や第一次世界大戦時などの展示品がたくさん収められている。19世紀に建てられた建築はとてもレトロで、当時の空気が伝わってくるようだった。

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植民地時代の部屋を再現してある

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当時の自動車。貴重なものだったろう

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丸い窓から見える景色がおしゃれ

 ヌーメア市内には小さいがチャイナタウンがある。ふつうチャイナタウンには中国料理店が建ち並んでいるものと思っていたが、こちらではほとんど見かけなかった。代わりに並んでいたのはバッグのお店。壁一面にバッグがぶら下がっている様子は圧巻だった。

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 さすがに歩き疲れたので、ココティエ広場近くのカフェでひとやすみ。カフェはそう多くないが、どこもおしゃれで、コーヒーもおいしい。そう、考えてみればここはフランスなのだった。

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 突然思い立ったようにでかけたニューカレドニアの旅だったが、日本からの時間は8~9時間、時差も少なく気候はいい。海をたっぷり楽しんで、リゾート気分も味わえる。おまけにフィジーやタヒチに比べてぐっとリーズナブルなこの島をすっかり気に入ってしまった。何しろ素晴らしいのは珊瑚礁。次回は本格的なシュノーケリングスポットに出かけて、きれいなサンゴ&魚たちに対面してみたい・・・そんな夢がふくらむHappyな旅になった。(完)

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博物館にあった地図。う~ん、たしかに昔地理で習ったような・・・。
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