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フィンランドへ行ってみた!~その2 エストニア・タリン観光~ [紀行系]

 二日目は今回の旅の目玉のひとつ、ヘルシンキの対岸にある国エストニアの首都、タリンへの観光だ。EU圏であるフィンランドとエストニアは、シェンゲン協定を結んでいるため、国境審査なしでの往来ができる。なんだか外国に行った気がしないような外国なのだ。
 今回は小生にしては珍しく、あらかじめ現地でガイドさんをお願いした。依頼したのは、海外在住の邦人に現地情報の提供やガイドをしていただけるという「トラベロコ」という会社を通じて、フィンランド在住40年(!)というHIDEさんだ。
 タリンツアーをHIDEさんにお願いしたのは大正解だった。観光ガイドだけでなく、歴史や現地の暮らし、政治や行政の様子など折に触れて話して下さり、実に中身の濃い一日となった。HIDEさん、たいへんお世話になりました。

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HIDEさんにホテルに迎えにきていただきヘルシンキ港へ、タリン行きのフェリーはものすごく立派だ

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船首部分ではミニコンサート、この日はアメリカンポップスだった

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乗客は船内にあるカフェやバー、ショップで、思い思いに2時間を過ごす

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約2時間でタリン到着、遠くに旧市街の中世の建物群が見える

 タリンはバルト三国のひとつエストニアの首都で大きな都市だが、中世の建物がそのまま残る旧市街は世界遺産に指定されている。堅固な塀に囲まれた古い町並みは、かつてハンザ都市として栄えた頃の名残をとどめていて見応えがある。HIDEさんは、デンマークやスウェーデン、帝政ロシア、そしてソ連という周辺の大国にいつも大きな影響を受けてきた、この国の複雑な歴史についても説明してくれた。

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「太っちょマルガレータ」と呼ばれる城門と砦、いわれには諸説あるようだが、そのフォルムからなんとなくうなずける。城門上部の窓と文様がまるで顔のようでかわいい

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聖オレフ教会、この教会を建てた大工「オレフ」の悲しい伝説がある

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聖オラフ教会最上部から旧市街の眺望

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よくわからない写真だが、聖オラフ教会の塔に登る階段。人ひとり通るのがやっとの超急登で、これはきつかった

 ハンザ都市タリンは、まわりを強固な城壁に囲まれ、あちこちに監視塔が建っている。これがタリンの風景の特徴のようだ。

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城壁は厚く、高い

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城壁の外は公園になっている

 城壁の中はまさに中世の町並みだ。商店や教会、石畳の道などが残っている。建物の多くはショップやレストラン、ホテルなどに改装されているが、無粋な看板などは全くみあたらない。見習うべき観光地の姿だ。

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かわいい家は石けん屋さん、昔からこの形だったとか

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ヨーロッパで一番古い薬局だそうな

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太っちょマルガレータをデザインしたと思われるかわいい窓

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HIDEさんおすすめの聖霊教会の内部、中世の状態そのままらしい

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美しいステンドグラス

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有名な「絵で描かれた聖書」

 早朝からの観光でやや疲れて来た頃、HIDEさんがランチの場所に案内してくれた。ここはタリンで評判のレストランで、予約しないとなかなか席が取れないとのこと。混んでいたが、幸い1時間という制限付きで、テーブルが確保できた。

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とても目立たない外観、知らなければ入れない

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自家製パンが絶品!

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サーモンのグリル、素材がすばらしい

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チキンのグリル、ソースが美味

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お店の名前は、住所そのものだとか

 おいしくて、見た目も美しく、しかもリーズナブル(どの皿も10ユーロ程度)なランチですっかり満足した後は、また石畳の道をてくてくと町歩き。マーケットから展望台、「セーターの壁」から花屋通りとみどころはつきない。

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旧市街中央広場のマーケット、手工芸品やみやげものが充実している

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旧市街の路地の向こうには近代的な街や大型船の着く港、ちょっとふしぎな風景

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通りから通りに抜ける「秘密の通路」がいろいろなところにある

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街角にも花がいっぱい

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「セーターの壁」と言われる通り、壁沿いにびっしりと手編み製品の露店が並ぶ

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港近くにある花屋通り

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花が好きな連れも「こんなアレンジみたことない」

 朝からめいっぱい歩いたタリンツアー・・・というよりハイキングだったが、ガイドのHIDEさんのおかげで、現地の歴史や隠れた見所、地元ならではのグルメなど、いつもの小生の旅では得られない充実した1日となった。これからは「そこに行ってみる」だけの旅ではなく、「中身のある」旅にしよう・・・そんなことを思ったタリンツアーだった。

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by Trip-Partner スカウトチーム (2019-07-15 18:20) 

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