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フィンランドへ行ってみた!~その1 ヘルシンキ到着~ [紀行系]

 いつか北欧へ行ってみたいと思っていた。理由はまず、自然環境がとても良さそうなこと、そして「高負担高福祉」の社会がどんな感じか見てみたかったことだ。だが何となく行くのが面倒そうで、具体的に旅行先として考えたことはなかった。
 それが最近になって「日本から一番近いヨーロッパへ・・・」というコマーシャルを目にするようになり、急に現実味を帯びてきた。何しろ料金も航空運賃+ホテル代4泊分で10万円台の真ん中くらいという、昔では考えられない値段だ。これは行くしかない!・・・ということで、現地ではもう白夜も終わりかけているという8月18日に出発した。

 申し込んだツアーは往復とも成田~ヘルシンキ直行便だったが、希望する日は往路は満席とのことで、羽田~中部乗り換えでヘルシンキということになった。おかげで北関東の田舎の自宅出発は午前2時!これなら機内ではさぞよく眠れることだろう。

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中部空港のFINエア機、えらくシンプルでわかりやすい

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中部発午前10時半、約9時間後には眼下にフィンランドの景色が広がった

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ヘルシンキ、ヴァンター空港到着、タラップを下りるのは珍しい

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ターミナルビルへのバス、2台連結だ

 今回の旅は旅行会社に宿と航空券を手配していただいたのみで、飛行機のチェックインから空港からの移動、ホテルのチェックイン、現地の観光まで自分で行うことになっている。今まであまり経験のないことで、いい年をしてけっこうドキドキだ。おまけにフィンランドは公用語はフィンランド語とスウェーデン語とのことで、英語表示もあったりなかったり、これにはけっこう参った。

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空港から市内へ向かう列車乗り場への案内表示、大きくてわかりやすいのは良かったが・・・

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乗り場へのエスカレーター(地下鉄永田町駅級の長さ!)がなぜか途中でストップして、重いスーツケースを2個ぶら下げて下りるハメに!やっとホームに到着

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なんとかヘルシンキ中央駅行きの列車に乗れた、やれやれ・・・

 よくわからないシステムで切符をなんとか購入し、エスカレータートラブルにみまわれながら、なんとか中央駅に到着。ここはすべての鉄道の起点らしく、ホームはすべて行き止まりだ。日本ではこういう駅を経験したことがなかったので、しみじみ「ああ、ヨーロッパに来たんだなあ・・・」と感じた。

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列車を降りて駅出口に向かう

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ここが駅出口、改札口はない!以前行ったドイツでもそうだったが、ヨーロッパではこれが「標準」なんだろうか?なんだか太っ腹なような・・・

 もうここまで来ればホテルは目と鼻の先・・・のはずだが、雨が降っていたため、トラム(路面電車)でひと駅乗ることにした。ヘルシンキは市内を編み目のようにトラムが走っていてとても便利だ。わずか1~2分でホテルがあるはずの「カイサニエミ」に到着。トラムを降りてびっくり、ホテル・クムルス・カイサニエミはまさに停留所の目の前だった。

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ホテルはトラム停の目の前という抜群の立地

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ホテル前の風景、左にちらっと見える「M」の字は地下鉄入り口

 ホテルにチェックインしたのは午後5時頃、もう自宅を出発してから、かれこれ20時間くらい経っている。日本の時間でいえば夜11時、ふだんはそろそろおやすみの時間だ。眠たい気分ではあるが、ここで眠っては時差ぼけになってしまうと、元気を出してヘルシンキ一番のおしゃれな通りと言われるエスプラナーディー通りに行ってみることにした。

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途中も、おしゃれな通りが続く

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エスプラナーディー通りの真ん中は、幅広い公園になっている

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ヘルシンキも自転車の多い街だ、そこかしこにこんなふうに停めてある

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エスプラナーディー通り、伝統的な建物に有名ブランド店などが入っている

 しばし通りを散策した後、夕食を考えることにした。まだ地理不案内なので、とりあえず通りの端にあるストックマンデパートでデリでも買って帰ろうかと探しているうちに、上の階のグリルがまだ営業しているのを発見。何かあるだろうと行ってみた。

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グリルとサラダショップのおねえさんが作ってくれた「本日のディナー」分厚い白身魚のグリルとサーモンのパスタ、激盛りサラダとビールで50ユーロくらい、ふたりで食べても超満腹

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夕食を済ませ通りに出ると、ストリートパフォーマンスにひとだかり、あちこちでやっている

 ホテルに戻ろうと通りに出ると、もう夜8時過ぎというのにまだせいぜい夕暮れ時だ。考えてみればここは白夜の国、もう白夜の季節は終わりに近づいているらしいが、まだまだ明るい。通りでは盛んにストリートパフォーマンスが繰り広げられ、通りを歩く人々が立ち止まって楽しんでいる。ああ、こちらではこうして夏の季節を夜遅くまで楽しむんだなあ・・・とここでも「遠くに来た」ことを感じた。
 さて、明日は早朝から対岸の国エストニアの「タリン」観光だ。そろそろ長かった1日を終わりにすることにしよう。(続く)











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