南の島に行ってみた!~ニューカレドニアの休日:その3 ヌーメア市内観光~ [紀行系]
2日目はビーチでたっぷり遊んだので、3日目はニューカレドニアの首都ヌメアの市内観光に行ってみることにした。効率がいいのは現地ツアー会社の半日コースのようだったので参加してみた。
ニューカレドニアは四国ほどの広さの「フランスパンのような」形をした島。小生も行ってみるまで知らなかったのだが、フランスの「海外領土」で、徐々に自治権を拡大していて、今年11月にはフランスからの独立の是非を問う国民投票が行われるのだそうだ。
ホテルに迎えに来ていただいて最初に向かったのは、ホテルからすぐ近くのヴァントロの丘だった。ここのてっぺんにはなんと大砲が!なんでも太平洋戦争当時に日本軍の侵攻に備えて設置されたものだという。結局日本軍はここまで到達することはなく、この大砲は一度も使われることはなかったようだ。
次に向かったのは市内のマルシェ(マーケット)、港近くのこの市場は午前中しか開いていないとのことで、屋内は地元の人で、屋外のテントは観光客でたいへんな賑わいだった。
マルシェからはF.O.Lの丘へ。F.O.Lとはここに立つ市民センターのことで、現在は閉館されていて、建て替えを待っている。ここからの眺望がよく旅行会社のパンフレットに使われているということだが、当日はお天気がいまひとつで、ばっちりの景色とはいかなかった。
いよいよ今日のハイライト、水族館へ。前日ツアーでご一緒したご夫妻から「けっこういい!」という情報をいただいていたので期待が膨らむ。ここの特徴は、展示しているのはすべてニューカレドニアのラグーンに生息しているものだという。入ってみると・・・
サンゴ礁を模した水槽には、おなじみのサンゴ礁の魚たちや頭を下にして泳いでいる「ヘコアユ」、砂から顔を出している姿がかわいい「チンアナゴ」、不思議な「タツノオトシゴ」など、見ていて癒されるような魚たちがそろっている。
また、いちばん不思議だったのは、蛍光ライトで輝く「夜光サンゴ」と太古から生息している「オーム貝」の泳ぐ姿(撮影は難しかったね!)だった。また、たしかアニメにも登場していた(?)ナポレオンフィッシュは、まさに「孤高の魚」という風格だった。
この水族館、いろいろと派手な仕掛けこそないが、そこを訪れた人にその地域の海の豊かさを教えてくれるとてもいい水族館だった。
今日も夕食はホテルの近く、アンスバタビーチで済ますことにした。狭いエリアなので、もう昨日から下見をしておいたステーキハウスに行ってみた。ここはテーブルに運ばれてくるアツアツの石板に、それぞれが注文した肉なり魚なりを載せて、好みの焼き方で楽しむのいうものだ。結構物価が高いニューカレドニア、しかもリゾートホテルエリアで、ここのメニューはサイドディッシュ2品までついて2,500円~3,000円程度。けっこうリーズナブルだ。小生は地元ニューカレドニア牛のサーロインステーキ、連れはシーフードグリルを注文した。「地牛」はけっこうな歯ごたえだったが、連れのでっかいまぐろステーキは絶品だった。
食後はまた昨日行ったジェラート屋「アモリノ」へ。今日はおねえさんに花びら型に盛ったコーンをお願いしてみた。ふだんはあまりデザートなど興味のない小生だが、こうして食後に冷たいおいしいものなどいただいてみると、なんだかこれで食事が完結するような気がしてくる。やっぱりここは「美食の国」フランスだ。
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