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「菜の花プロジェクト」に参加してみた!~ど素人の菜の花づくりレポート~ [農業系]

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<以前このブログで触れた「菜の花づくり」について、まとめてみました>

 小生、以前から妻の実家の農地を引き継いで、とりあえず草を生やさないためだけの管理をしてきた。しかし毎年毎年、ただ草刈りやトラクターをかけるだけの作業ではあまりに不毛で、かといって3反歩(30アール)もの土地で本格的な農業をやる根性もなく「どうしたもんか」と思い悩んでいたときに出会ったのが「菜の花プロジェクトin甘楽」だった。

 「菜の花プロジェクトin甘楽」は、小生の自宅からほど近い群馬県甘楽町を中心に、遊休農地などを活用して、自分たちで育てた菜種を使った菜種油を生産・販売している農業法人。ここの特徴は農薬も肥料も使わない自然栽培・自然農法で育てた菜種を使い、昔ながらの機械圧搾しぼりで、添加物など一切使わない「ただしぼっただけ」の菜種油だということだ。

 このグループが菜種を採るための農地を探していることを知ったのが昨年9月。なんでも近年、首都圏を中心とする生協でも扱ってくれるようになり、生産を拡大したいとのこと。こちらの畑の状況を伝えると、種まきに丁度よい時期とのことで、とんとん拍子に話が進んで、「菜の花プロジェクト」参加と相成った。以前から春の到来を告げる一面の菜の花畑にあこがれていた小生にとっては、なんともうれしい遊休農地の利用法だ。

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種まき直後の畑

 プロジェクトのリーダーに大きなトラクターで来ていただいて、種まきを済ませたのが9月下旬。今後2週間くらいで発芽、ある程度大きくなってきたところで1回目の「中耕除草」、そしてそのまま冬越しさせるのだという。小生の畑は高台にあり、非常に乾燥している上に冷え込みも風当たりも強い。こんな厳しい環境で大丈夫なのかと思うが、むしろ田んぼのような湿り気のある土地ではうまくいかないとのことだ。

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10月中旬予定通り発芽、うれしい!

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10月下旬、少し大きくなってきたところで「中耕除草」耕耘機をかけてないところにはびっしりと草の芽が出ている

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中耕除草を終えきれいになった畑、これで冬越し

 この冬は雪こそ少なかったが、けっこう寒さが厳しかった。2月頃になって菜の花畑は大丈夫だろうかと、ときどき見に行ってみたりしたが、10月に除草したときに比べて何となく元気がないような...。そうこうしているうちに、2度目の中耕除草の時期になった。

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3月中旬、冬越しして何となく元気がなさそうな菜の花

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まだ草は少ないが、今後のためにひととおり除草

 心配になって菜の花プロジェクトのリーダー氏に聞いてみたところ「まったく心配ない」というお返事、「開花時期になれば一気に大きくなる」とのこと。一安心だが、自分の目で確かめるまでは不安はぬぐえない。そして4月、ようやく開花の時期を迎えた。

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ちらほらと咲き始めた

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茎や葉は見違えるように立派に

 4月上旬、開花がはじまってからの菜の花畑は、日一日と色を濃くしていく。ときにはこんな光景も見せてくれた。

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畑を通りかかったときの不思議な光景、黒雲をバックに強烈な西日で、隣の畑のハナモモが浮かび上がっていた

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雨上がりの菜の花畑、上空の雲がきれい

 4月中旬、ようやく満開に近づいたようだ。この半年、折々の畑の状態に一喜一憂してきたが、こうして一面の菜の花を目にすることができた。まだこれから菜種の収穫、畑の管理そして来年に向けての作業と未知の仕事が続くが、何年も続けてきた「草を生やさないだけの畑」から「収穫できる畑」にできたことの喜びは大きい。小生の今年一番のHappyだ。

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4月16日、ほぼ満開となった

※「菜の花プロジェクトin甘楽」に興味のある方はこちらへ↓
http://www.soeinet.or.jp/~suneya/nanohana-HP/



 
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