冬のバルト三国に行ってみた~その1 リトアニア:ヴィリニュス~ [紀行系]
リトアニア:ヴィリニュス大聖堂
バルト三国に初めて足を踏み入れたのは2016年、ヘルシンキを訪れた折に、向かいの国エストニアのタリンに行ってみたのが初めてだった。中世の街がそのまま残っているような旧市街の趣がすっかり気に入り、「またぜひ・・・」と思っていたところ、バルト三国のひとつラトビアに妻の学生時代の同級生が住んでいることを知り、40年ぶりの再会を兼ねて行ってみることになった。
しかし、勢いで予約を入れてみたものの、何分冬の北欧などはじめての経験だ。どれほどの防寒対策が必要なのかもよくわからないまま、1月3日、成田に向かった。
今回もフィンランド航空利用、機体のシンプルなデザインがいい
垂直尾翼についたカメラが前方を移す画像は小生は初体験。リアル感絶大!
夕暮れのヘルシンキ空港、凍てついている感じ
ヘルシンキからヴィリニュスへの乗り継ぎ便は、なんと80名乗りくらいのプロペラ機。日本ではあまりできない経験だ。
1時間半ほどの飛行でヴィリニュス空港に到着。今日はここから迎えのバスでホテルへ。空港の外は一面の雪景色。気温はおそらく零下7~8度くらいか。なかなか来ないバスを待ちながら、初めての北欧の冬をしっかり感じることになった。
ビリニュス空港の外でバスを待つ。一番寒かったひととき。
ホテルは空港から間もなく。近くには大きなショッピングセンターもありとても便利
ホテルのすぐ近くに大きなショッピングセンター
今夜の夕食は成田で買ってきたパンとSCで調達してきたサラダとカップ麺。明日からは夕食付きだ
今回の旅、小生にしては全く珍しいことに、添乗員付き、観光・食事つきのツアーだ。メンバーは10名。二人連れ2組とひとり参加者が6名という構成だ。このメンバーが大型バスで移動するのだからなんともぜいたくなことだ。ホテルも「スーペリアクラス」というこの内容で16万円弱というのだから、こたえられない。やっぱりシーズンオフはいいなあ。
ヨーロッパらしいホテルの朝食だが、なんとごはんがあった。塩がかかっていたが・・・。
2日目はヴィリュニスの市内観光からスタート。最初に訪れたのは聖ペテロ&パウロ教会。建物内部の彫刻が圧巻だった。
教会前の高台からヴィリニュスの街を望む
次に足を進めたのはヴィリニュス大聖堂、隣には旧リトアニア大公の宮殿やゲディミナス城の塔があり、観光名所になっているようだ。ゲディミナス城の塔は、かつてバルト三国のソ連からの独立運動の一環として、200万人が参加して行われた600キロに及ぶ人間の鎖「バルトの道」の起点になったことで有名だという。いずれも小さな国であるバルト三国の歴史は、大国への抵抗の歴史といえるかもしれない。
ヴィリニュス大聖堂
旧リトアニア大公宮殿、今は博物館
ゲディミナス城の塔、ここから「バルトの道」が始まった
ビリニュスの旧市街へ入る門のひとつが「夜明けの門」だ。この門をくぐった先は「歴史地区」として世界遺産に登録されている。門の内側には礼拝堂が作られており、旧市街にも聖アンナ教会をはじめとする多くの教会がある。しばし旧市街の散策を楽しんだ。(続く)
夜明けの門
門をくぐると旧市街
門の内側は礼拝堂になっている
赤レンガが美しい聖アンナ教会
いや~、冬のバルト三国ですか。私などは群馬の冬でさえ足の指先がしもやけで紫色になっていのに、すごい決断!でも、楽しそうですね。
by 帰ってきたビーマー (2019-01-15 15:14)
まさかそんなとこに行くとは思ってなかったんですけどねえ・・・まあ、勢いですね。行ってみてわかったのは、外は寒いけど屋内はめちゃ暖かい(暑いくらい!)ということ。持って行った「貼るカイロ」は全部残ったし、ぶ厚いセーターも未使用でした。
by jmh (2019-01-15 21:59)