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この国の政治はどっちを向いているのか?〜沖縄の民意と辺野古埋立て強行〜 [時事雑感系]

今日12月14日は、小生たちの世代はこれまで、赤穂浪士の討入りの日として記憶してきたが、今日からは「別の日」として覚えることになるのかもしれない。それは、この国が最も愚かな工事を強行した日としてだ。沖縄、辺野古新基地建設工事の土砂投入の話だ。

政府は今日午前中にも、辺野古沖への土砂の投入を強行するかもしれないという。現地では多くの島民や本土からの支援者たちが阻止に向けた行動を行なっているが、力をもって阻止することは困難だ。TVの映像で見たところでは、反対派よりもはるかに多くの警察官が、座り込んだ人々を取り巻き、その場所から動くことさえ困難なように見えた。全く異常な状態だ。

沖縄ではこれまで何度も選挙で民意が示されてきた。一部例外もあるが、多くは「辺野古新基地建設NO!」の意思を示してきたと思う。最も象徴的だったのは玉城知事の誕生だ。玉城知事は、一貫して島民の思いに寄り添い、政府との対話の試みや米国に渡っての当局者との面談などを行なってきた。しかしこれに対する政府の対応は冷淡そのものだ。故翁長知事の場合などは会うことさえも拒み続けてきたわけで、民意というものを一体どう考えているのかと思ってしまう。全くこの国の政治は、どっちを向いて、誰のために行われているのか、本当に呆れてしまう。

今こうしている間にも、土砂の投入が行われてしまうかもしれないと思うと、居ても立っても居られない気持ちだ。これまでもさまざまな工事が行われてきているが、陸上での工事などと違って海中への土砂の投入は、後戻りできない環境の破壊をもたらすに違いない。

もしかすると政府は、これを強行することで、反対派の人々が「あきらめる」ことを目論んでいるのかもしれないが、それは見込違いも甚だしいと思う。この工事の強行は沖縄の人々の政府への不信を修復不能なまでに高めてしまうことになりかねないだろう。

小生は、今沖縄で起きていること、そして今日沖縄で起きようとしていることを、しっかり見ておこうと思う。よく記憶しておこうと思う。政府にとって「民意」とは何なのか、政治とは一体誰のためのものなのかを考えながらだ。

今回の辺野古での暴挙は、そっくりそのまま小生たちにも牙を向く政府の姿だ。今国会で強引に成立させられた二つの法案、つまり「入管難民法改正案」「水道民営化法案」なども併せ、この政権が進める政策の底に流れるものが何なのか、小生たちはしっかり見極めて次の政治参加の機会に活かしていかなければと思う。政治とは自分の暮らしのことなのだから。

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